自分らしく生きる

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自分らしさ徒然日記
自分が好きなもの、楽しいことがなにか

年齢が変わると、見えてくる景色も変わってくる。
最近、30年間の企業戦士たち、50代で元気のない人たちに立て続けに会って少々、びっくりした。若い時にイメージしていた50歳って、かっこよくて、自分に自信があって、人脈があって、子供も巣立って夫婦の時間があって・・・。そんなイメージだったので、目の前で見る人たちを見て、あまりにも想像と違ってびっくりしてしまった。

元気のない男子たち

20代で就職し、30代で波に乗り、40代で先が見えてくる。そして・・・50代になると役職定年、定年が現実的になってくるので、「いつまでこの仕事ができるんだろう。」「役職定年より前に、肩たたきに合うんじゃないか?」「今は1000万を超える年収だが、55歳を超えると1/3~1/2になってしまう。」どれも、最近50代の男性から聞いた言葉。な・・・なんか、ちょっと待ってよ・・・、これが若いころ想像していた50代の男性の言葉だろうか???という感じ。

私の場合は、30代のころから、「自分の定年は自分で決める。」と思っていたので、関係ないや・・・と思おうとして、今、気が付いた。無意識のうちに自分のことを棚に上げてしまっていたが、勤めている会社は、55歳で役職定年。60歳で定年なので、かくいう自分にも、そんなに長く時間はなかったんだった!

40代でリタイアするのが目標と語る友人

以前、国際的なプロジェクトにかかわっていたころ、世界中から集まった仲間たちと仕事をしていた。いろんな価値観を持つ多様なメンバーで、いろんな刺激を受けた。中でも、ヨーロッパのメンバーの多くは、「40代でリタイアして、あとは自分の趣味ややりたいことをする生活がしたい。」と言うメンバーが多数いて、彼らからも影響を受けたんだと思う。なんとなく「定年」は私の中では他人事で、自分の定年は自分で決める、と決めていた。あれから15年ほど経過し、わたしは今、会社員。そういえば、自分もこのままだと定年になる立場であることに気が付いた。

肩書がなくなった時の自分

以前、アメリカに留学していたことがある。東京で上場企業に勤め、役員付の秘書もしていた私が、親戚もいないニューヨーク州に渡った。そこはWASPと言われる白人至上主義のエリアで、滞在中には人種差別も受けた。その経験は私の価値観を大きく変えた。自分の国でどんなに有名な大学や会社に行っていようと(行ってないけど)、アメリカの田舎の皆さんにはそんなこと、関係ない。出会って、自分が何者か、どんな考え方をしていて、何が得意なのかを、彼らが理解できるベクトルで伝えないと、「存在しないモノ」のように扱われてしまう。アメリカに渡った時に初めて、自分は日本でいろんな肩書に守られていたことに気が付いた。そのトレーニングで、ずいぶん強くなったと思う。(しばらく日本にいるから、またその感覚を失いそうになっていると思うけど。)

アメリカでは、プライベートでは仕事や役職の話はしない。だから、初対面の人に、「どちらにお勤めですか?」なんて野暮な質問はされないし、しない。でも、日本だと必ずそこからスタートするよね・・・。それほど、会社に依存して生きている人が多いのではないか?

自分自身の価値、考え方、好きなこと

日本の50代。仕事や肩書を抜きにして、プライベートの会話を楽しめますか? 会社から卒業した自分になるための準備、していますか?

趣味はあるか?家族との時間は大切にしているか?仕事以外の楽しい話題を提供する準備はあるか?仕事に一生懸命で、仕事以外の世界を持っていない人。そんな人は、ひとたび会社から離れると、仕事でかかわっていない人たちとの接し方がわからない、友達の作り方がわからない、趣味がない。そして、場合によっては、家族との絆もできていないことも?

今までどんなに会社のためを思って、身を粉にして働いたって、卒業する日はやってくる。自分がいなくなっても会社は続いていくし、逆に、安定した経営を目指す会社であるならば、そうでなきゃいけないのだ。

となれば、がんばったことが、いつか卒業しなくてはならない会社のためじゃなくて、自分の身に跳ね返ってくる働き方のほうが、いいんじゃない?と素直に思う。いや、会社の仕事を通して、自分も学ぶんだし、成長する。だから、会社のためでもあり、自分のためでもある働き方、生き方をしよう。

定年後、作詞家に転身したNさんの話

Nさんは私の元上司。当時、私は30代半ばだったと思う。可愛がってくださったNさんが定年を迎えられた。人望があり、経営陣からも部下からも慕われていたNさんは、物腰は柔らかいけれど、気が付いたらソフトにチームを引っ張っていってくださる不思議な魅力があった。部下たちは、Nさんの最後の日にプレゼントを選び、花束を用意し、彼の功績をたたえて送り出した。

定年を前に、Nさんは着々と「自分らしさ」を準備していた。会社から慰留されていたが、彼は残らないことを選択し、このように語っておられた。「学生のころはね、作詩をしていたんだよ。実は●●も、僕が歌詞を書いたんだ。今からはそっちをやりたいんだ。」そう言って優しく笑った。
定年後も家族ぐるみのお付き合いをしていただき、時折、作詞家としてのご活躍も耳に入ってくるようになった。あれから、20年。ますますSさんは作詞家として活躍されているのを知り、Nさんらしいなあ、と尊敬せずにはいられない。

自分らしさを探そう

人には、知らず知らずのうちに、勤務先や役職に頼って自己形成をしている部分がある。そういった「自分自身でないもの」に由来したモノに頼らず、自分自身が何をしたらうれしいのか、心地よいか、楽しいのか、大切なのかをしっかり自分の心に聞いて、心地よい人生を生きていこう。

50代のちょっと元気がなくなった男子たちにも声を大にして言いたい。人生80年~100年の時代。残りは30年~50年あるよ?会社はいつか卒業する。だから、それに頼らない、自分らしさ、心地よさを見つけよう。会社ありき、仕事ありきの生活から少し離れて、自分の心がよろこぶものを探してみようよ。

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